生体運動マシナリー図鑑

FliJ

2015年09月29日|タンパク質, ,

FliJ

タンパク質名

FliJ

局在

細胞質

機能

FliJ

輸送エンジンのエネルギー変換装置の一部

構造(説明)

構成因子

FliJ:べん毛蛋白質輸送装置の可溶性構成因子の一つ。
FliI:べん毛蛋白質輸送装置の可溶性構成因子の一つ。Walker type の ATPase。

説明

べん毛蛋白質輸送装置の可溶性構成因子の一つ。2本のアンチパラレル型のαへリックスからなる。FO-F1ATP 合成酵素のγサブユニットと構造が酷似している。FO-F1ATP 合成酵素のγサブユニットがα3β3ヘテロ六量体リング中心に位置するのと同様に、FliJ も FliI と相互作用し、ホモ六量体リング中心孔に結合することで、FliI6 リング形成を促進する。べん毛蛋白質輸送は、輸送ゲートを横切るプロトン濃度差(ΔpH)と膜電位(ΔΨ)により構成されるプロトン駆動力が本質的なエネルギー源となっている。FliJ が FlhA の膜貫通領域と細胞質ドメインをつなぐリンカー領域に結合すると、輸送装置はプロトン駆動力を使ってべん毛蛋白質を輸送をする。

メモ

  1. T. Ibuki, K. Imada, T. Minamino, T. Kato, T. Miyata, K. Namba, Common architecture between the flagellar protein export apparatus and F- and V-ATPases, Nat. Struct. Mol. Biol. 18 (2011) 277-282.
  2. T. Minamino, Y.V. Morimoto, N. Hara, K. Namba, An energy transduction mechanism used in bacterial type III protein export, Nat. Commun. 2 (2011) 475, http://dx.doi.org/10.1038/ncomms1488.
  3. T. Ibuki, Y. Uchida, Y. Hironaka, K. Namba, K. Imada, T. Minamino, Interaction between FliJ and FlhA, components of the bacterial flagellar type III export apparatus, J. Bacteriol. 195 (2013) 466-473.
    (大阪大学 福村拓真、南野 徹)

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