AAA型シャペロン
2015年09月29日|タンパク質|脱会合, 脱凝集, 複雑系マシナリー
タンパク質名
AAA型シャペロン
生物
原核生物から真核生物まで普遍的
局在
サイトゾル、各種オルガネラ、核などさまざま
機能
タンパク質をほどいたり、タンパク質複合体を解体したり、タンパク質凝集体を脱凝集したりする。
構造(説明)
AAA型ATPaseの6量体リング構造
構成因子
AAA型シャペロンの多彩な細胞機能。さまざまなAAA型シャペロンが存在し、細胞内でさまざまな細胞機能に関わる。
説明
多くの場合、6量体のリング構造をして、中央の孔にポリペプチドを通すことにより、タンパク質をほどいたり、凝集体を解きほぐしたりするが、5量体の閉じないリングやスパイラル状の構造で機能するものもある。単独で働く機能するものもあるし、他のタンパク質と複合体を形成して機能するものもある。後者の例としては、26Sプロテアソームの制御ATPaseサブユニットなど。AAA型シャペロンに起因する、あるいは関連する多数のヒト疾患が知られている。
メモ
http://mukb.medic.kumamoto-u.ac.jp/AAA/aaainfo.html
http://mukb.medic.kumamoto-u.ac.jp/fukusei/index.html
(熊本大学 小椋 光)