生体運動マシナリー図鑑

ショウジョウバエの精子

2015年09月29日|真核生物, ,

 

 

学名

Drosophilidae

ショウジョウバエ科

分類

真核生物・オピストコンタ 節足動物門・昆虫網・ハエ目

サイズ

長さ:300-60000 μm 太さ:0.4 μm

特徴

ヒトの精子に比べて非常に長い。長いけれど絡まったりしない。

説明

 

ショウジョウバエは体長 2-3 mm のハエの仲間である。ショウジョウバエの精子はとにかく長い。また長さは種により大きく異なり、300 μm (D. pseudobscura) から最大 6 cm (D. bifurca) のものまでいる。
精子は頭部に核を持ち、尾部には鞭毛軸糸とミトコンドリアが全長に渡って走っていて鞭毛運動を起こすことで移動する。
雄の精巣で作られ交尾によって雌の体内に送られた後、一旦貯精器官に入り、雌が卵を産む準備が整うと卵と受精する。

 

出現場所

交尾で雌の体内に入った精子は、一旦貯精器官に入り受精のタイミングを待つ。この貯精器官は直径 15-25 μm、長さが 400 μm-8cm に及ぶ細長い管である。この管の中で複数の雄の精子が受精のために競争する。
行動の謎1:どうしてこんなに長い精子が上手に細長い管に入るのか?
行動の謎2:なぜ長くなる必要があったのか?長いと邪魔じゃないのか?
行動の謎3:どうやら前後両方向に動けるらしい

メモ

ショウジョウバエは、種によって様々なストライプや水玉模様をもち、果実やキノコを好んで食べお酒の香りをこよなく愛する、おしゃれでグルメなコバエである。(ウンコなんかに興味は無い!)ただし、雌を巡っての雄の競争が厳しいため、なぜか長い精子が進化したらしい。
ちなみにハワイのショウジョウバエはかっこいい種が多い。ハワイにいったら探してみよう。
(防衛医科大学校 野口立彦)

ビデオ

Drosophila yakuba の雌貯精器官内の精子鞭毛運動

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