生体運動マシナリー図鑑

SecDF

2015年09月29日|タンパク質,

タンパク質名

SecDF

局在

細胞質膜(大きなドメインは非細胞質側に存在)

機能

細胞質膜を挟んで作られる一価カチオン濃度勾配を利用してタンパク質の分泌を促進する。

構造(説明)

SecDF

SecDF の構造

構成因子

SecDF

・SecYEGトランスロコン:分泌タンパク質の通り道を形成するチャネル
・SecA ATPase:ATP加水分解エネルギーを用いて分泌タンパク質を押し込むモーター因子
・SecDF複合体:タンパク質膜透過促進因子

説明

SecDF

SecDFによるタンパク質膜透過促進の作業仮説 (Tsukazaki et al., (2011) Nature 474, 235-238)
1) SecA ATPaseの働きにより、分泌タンパク質がSecYEGから押し出される。
2) 分泌途上のポリペプチド鎖が、近接するSecDのP1 head domainに捕捉される。
3) 細胞質膜を挟んで形成されるPMF(プロトン駆動力)を利用して、プロトンがSecD-F間を通って細胞内に流入する。プロトンの動きと共役してP1 head domainが (F型からI型に)構造変化を起こし、基質タンパク質を引っ張り出す。
4) I型に構造変化した後、分泌タンパク質はP1 head domainから解離する。SecDFタンパク質は再びF型の構造状態に戻る。
5) 上記サイクルを繰り返すことで、SecDFは段階的に膜透過を促進する。

メモ

Tsukazaki et al., (2011) Nature 474, 235-238
http://www.nature.com/nature/journal/v474/n7350/full/nature09980.html
(京都大学 森 博幸)

PAGE TOP

Copyright © 生体運動マシナリー図鑑 All Rights Reserved.