生体運動マシナリー図鑑

クラミドモナス(滑走運動)

2015年09月30日|真核生物, ,

 

 

学名

Chlamydomonas reinhardtii

クラミドモナス・ラインハーティ

分類

真核生物・アーケプラスチダ 緑藻植物門 緑藻綱

サイズ

長さ:20 μm(鞭毛を含む) 幅:5 μm

特徴

2本の鞭毛を使って水中を泳ぎまわる

説明

クラミドモナスは2本の鞭毛の運動によって水中で活発に泳ぐが、鞭毛の表面で固体の表面に付着する性質がある。付着すると、ときおり鞭毛表面で滑る運動を行う。速度は水中遊泳の約1/100、1μm/秒程度である。この滑走運動は鞭毛内部にあるタンパク質輸送システム(細胞質ダイニンというモータータンパク質が使われている)が、鞭毛膜を貫通する糖タンパク質を動かすことによって生じると考えられている。運動の生理的意味はわかっていないが、この生物が水中だけでなく、土壌にも棲息することと関係があるのかもしれない。

 

出現場所

池・川・沼などの淡水。
クラミドモナス属のなかには海水性の仲間もいます。

メモ

(学習院大学 神谷 律)

ビデオ

ガラス表面上をすべるクラミドモナス。鞭毛運動を行わない突然変異体を45秒間記録したもの(3倍速)。鞭毛の長さは約10μm。

PAGE TOP

Copyright © 生体運動マシナリー図鑑 All Rights Reserved.