オオアメーバ
2015年04月14日|真核生物|アメーバ運動, 淡水, 脱凝集
学名
Amoeba proteus
アメーバ・プロテウス
分類
真核生物・アメーボゾア ツブリナ門 ツブリナ綱
サイズ
200-500μm 幅 50-100μm
特徴
単核のアメーバでは大型 速いアメーバ運動を行う
説明
オオアメーバは鞭毛や繊毛などの運動器官を持っていないが、体の形を自由に変形させることで移動を行う。このような運動はアメーバ運動と呼ばれており、アメーバなどの原生生物に限らず動物の白血球やがん細胞といった多細胞生物の細胞運動にも使われている。アメーバ運動にはいくつか種類があり、オオアメーバの場合はブレブと呼ばれる機構で運動を行っていると考えられている。これは細胞内のアクチンとミオシンの収縮によって細胞内に圧力を発生させ、その圧力が細胞先端を押すことで仮足が伸びるという仕組みである。
出現場所
淡水の池や湖に住んでいる。繊毛虫がいる泥や落ち葉のある場所にいて、富栄養状態のような場所にはいない。
小型のアメーバと違って大発生していることは珍しく、池から水を採ってきてもなかなか見つからない。しかし、その水をしばらく放置するとオオアメーバが増えてきて見つけやすくなる…かもしれない。
アメーバの中では移動が速い種であるが、活発に動き回る繊毛虫と比べると非常に遅く、泥などによく付着しているので見慣れないとゴミにしか見えない。
メモ
好きなもの 小型の繊毛虫 繊毛虫に比べて動きがとても遅いものの、繊 毛虫を捕まえることが出来る。不思議。 完全な不定形ではなく、移動している時や浮 遊している時はある程度決まった形をとる。 アメーバ状の生物はたくさんいるが、この生 物が真のアメーバと呼ばれている。(他の生 物でいえば真アジや本シメジのような存在)
http://www.nibb.ac.jp/bioimg2/
http://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/biomecha/index-j.html
基礎生物学研究所 谷口篤史、兵庫県立大学 園部誠司
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