生体運動マシナリー図鑑

ハプト藻

2015年10月03日|真核生物, ,

ハプト藻_イラスト_稲葉

学名

Chrysochromulina sp.

クリソクロムリナ

分類

真核生物・クロムアルベオラータ・ハプト植物門・ハプト藻綱

サイズ

長さ 5-10 μm        幅 5-10 μm

特徴

2本の鞭毛(約20μm)の間に食餌や逃避行動に必要な糸状の構造(ハプトネマ)を有する。Chrysochromulina属は非常に長いハプトネマをもつ。ハプトネマは高速でコイル状に縮む。

説明

ハプト藻はクラミドモナスと同様、2本の鞭毛により水中を運動します。ハプトネマは通常は真っすぐ伸びていますが、何かに衝突した場合には高速でコイリングして縮みます。鞭毛の運動も同時に変化し、後進することにより障害物を回避することができます。このほか、何かの上を滑ったり、付着した餌を口に運んだりと、ハプトネマは多彩な役割を果たしています。主な成分は微小管ですが、このような高速運動をおこす仕組みはわかっていません。

出現場所

ハプト藻のほとんどが海洋プランクトンとして生息しています。

メモ

円石(えんせき:ココリスとも呼ばれる)と呼ばれる炭酸カルシウムの殻をもつ円石藻もハプト藻の仲間ですが、これは海洋の炭素循環に重要な役割を果たしています。

(筑波大学下田臨海実験センター 稲葉一男)

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